・最早ハンガリーへ帰ってくる時お約束になるがw、18日にまた行けました、KARPATIAのライブ♪

・今回は隣の県庁所在地、ヴェスプレームが「王妃の都」と呼ばれるのに対して、「王の都」と言われるセーケシュフェヘルヴァールで、その昔一時期は首都でもあって、数多くの国王が眠る王家の墓(はぐれメタルは出ませんw)がある所ですが…

距離的にはヴェスプレームから40キロくらい。つまり、先月実際に歩いた、秩父から飯能までと同じくらいだが、歩いて行ったら流石にはしゃげないしセーケシュフェヘルヴァールも見回れないので(笑)、昼過ぎ頃にバスに乗る。

…しかし、結果的には、歩いて向かうのと変わらない…とは言わないけど、それに近いくらい歩かされる羽目に;

バスが着いたのは午後2時頃。色々見回るのに十分だと思ったが、同時に、幼少期に世話してくれたばあやさんの墓参りもすることに。ばあやと言っても、別にウチが金持ちってわけじゃなく、戦前ある程度裕福だった曾祖父に仕えていたメイドが、後に共に残って家族同然となって、私が子供の頃には、いわば「おばあちゃんが一緒に住む」ような感覚で共に暮らしていた方だけど、20年前、私が日本にいる頃に81歳で亡くなって、このセーケシュフェヘルヴァールで埋葬されている。

それで、先ずはこのばあやさんの墓参りなんだけど、墓地は町の外れにあって、辿り着く道が中々わかりづらい場所にあるんだよな;祖父に電話しても、墓地の名前はわかっておらず、ある工場の近く、と言われて、それで、中央バスターミナルからはヴェスプレームへ戻るような感じで行ったら、特定の場所で曲がる、とのことだったけど、その方向へ暫く歩いたら、どこまで行っても曲がる場所が見つからず(通行人に聞いてもわからない)、町からさえ出てしまい、引き返して店の人に聞いてやっと教えて貰ったけど、そもそも中心街から祖父が教えたのと違う方向へ行くべきだったとのことで、あの場所では町の外側から回った方が早い、ということで、セーケシュフェヘルヴァールを半周するくらい歩いて、色々道を探ってやっと見つけた;この地点で3時間以上歩いている;

いや、途中、何度も違う道で時間費やしたし、諦めて町の観光をしてもよかったんだけど、”楽しむ為に来てそのついでに暇があれば大切な人の墓参りでもしよう”というのはなんか違うからさ;本当に大切に思うなら、最後まで諦めず墓参りすべきだろう、と。。。

だから、観光の方を諦めて、墓参りが終わったらバスで中心街へ戻ってライブ会場を探すことにしたが、またバスターミナルに戻ると、以前地図で確認した、セーケシュフェヘルヴァール駅の方を目指す。会場は駅の傍だが、街中には地図も無ければ、駅の方向を示す看板すら、どこにもない;
で、うろ覚えで歩いて見つからなかったから、また店へ入って聞いてみる。「歩きでは遠い」と言われてまた道が違うのかと怪しんだが、「とにかく町の外に向けて」と、ある方向を示してくれた。それに従って歩くと、やっとの思いで線路をみつける。辺りは最早殆ど真っ暗だが、線路さえわかれば何れ駅へ着くだろう、と思い、店の女性が示した方向を線路に沿って歩く。駅の傍に線路の上を通る道があると言われて、見渡すとかなり遠くにそれらしいものが見えたので、そこを目指す。

…しかし、その方向が、言われていたのと真逆だったのを、その道の所へ着いた頃に把握;
最早本当に「不思議のダンジョンかよ?!」と思えるくらいに紛らわしい道がいっぱいだ;
東京周辺みたいに駅がいっぱいあるわけじゃないし、たまたま鉄道会社で何やら工事していた一味に会って、駅行きのバス情報を得る。バス停には大勢いて、そろそろ来ると言っているが、大幅に遅刻;流石にこれではライブ開始まで間に合うかも危ういので、遂にヒッチハイクを試みたが、そうしている内にやっとバスが登場。その後、駅前で降りて、なんとかライブ会場を探し当てて開演前に入場;

・で、肝心のライブ模様なんだけど…

今回の前座も、前回と同様にCool Head Clan。ヴェスプレームの時はOSSIANも共演していたので、同じく主要都市のここでも出てくれることに少し期待したが、今回の会場はそれほど大きくなく、表向きには650人のキャパだとか。アリーナもあるんだけど、そっちは同じ日にEDDAがライブというw>そっちにも行きたかったw

ってなわけで、先ずは前座のCool Head Clanについて少し触れるが、彼らは元々、KARPATIAのメンバー数人と同じバンドでプレイしていた後に分裂した。
ヴォーカルは、声めちゃ良いんだけど、恐ろしいほど太っている;力士でも珍しいくらいだし、力士みたいに筋肉があるわけじゃないので、下半身の脂肪が異常なんだよな;だから、ライブ中も座って歌っている。一応多少は歩けるっぽいけど、自身がデブなのを歌でネタにしながら、正直ここまで来ると心配になってくる(笑)
後、ベーシストは「魔法使い」と呼ばわれるが、↓の動画の長い白髪に加えて今回は顎鬚も伸びていて益々魔法使いだw

まあ、そんなCool Head Clanからも一曲紹介↓

ハンガリー版"Born To Be Wild"とも呼べるバイカーソング、
「美しき祖国の道で」
https://www.youtube.com/watch?v=CwjPpIq8Ni0

美しき祖国の道で、果てしなく
全ての山を越え、更に先を走る
上には空、下には二つのタイヤ
心には炎が燃え、風は顔を裂く

美しき祖国の道で、果てしなく
64県(※1)を通って、重い鉄の塊が転がる
守護天使の大群が俺らを見守り
どこへ行こうとも、力が俺らを繋げる

<サビ>
血は落ち着きなく、常に騒ぎ立てる
だが心は正直に愛し、絶対に妥協はしない

美しき祖国の道で、果てしなく
カルパティアの輪を越え、大きな鞍部を突き抜ける
先祖の魂が、新たに化身を作り出し
荒野の申し子が、鉄の馬に跨った

<サビ>
血は落ち着きなく~

※1:今のハンガリーは19県しかないけど、領土を奪われる前は64もあった


・そして本番、KARPATIAですが…

…一曲目から、去年出た新アルバムからの曲

「火薬を濡らさず保て」(※2)
https://www.youtube.com/watch?v=kFe32d9VE4M

鉛のように重い白い霧が川岸の木を覆う
水の上を静かにハンガリーの軍船が進む
夜明けはまだ涼しく、夜は寒かった
ドナウ下流の風は骨まで沁みる

だが下の砦の方では、まだ恐怖が生きており、
南の国境は助けを待っている

<サビ>
火薬を濡らさず保て
聖なる祖国を荒らす者がいるなら
大砲の弾がその身体を砕き
魂は大河に呑み込まれよ

ラ、ラ、ラララ、さあ、漕げ!
ラ、ラ、ラララ、ただ引いて漕げ!

ボロボロの帆はまだ風を受けられ、
深刻な表情の山の間を船の道がゆく
太陽が空から消え、夜が訪れる
薄暮の中で幽霊の飢えた目が見つめてくる

浅瀬の間に、濃い霧が降りて
ワインが一本回され、そして空気が止まる

<サビ>
火薬を濡らさず保て~

※2:この「火薬を濡らさず保て」というのは元々オリバー・クロムウェルの言葉だったが、この歌は、南から押し寄せてくる自称”難民”のテロリストらに対する思いも込められている。


・それで、昔の曲からも、この度も幾つか紹介するが…


「あの木から」
https://www.youtube.com/watch?v=xESumuo4x-s

私の墓の十字架はあの木から切って欲しい
私が生まれたときに植えられたあの木から
あの木から私の棺が作られて欲しい
あの木の下で運命が書かれたのだから

細枝で大きな炎を燃やしてくれ
冷え切った心を再び養うように
地に眠る根っこからはパイプを彫って
自由になった魂は煙の輪の如く天へ昇るように

頑丈な枝は鉄の鎌の柄に使える
収穫もできるが、ハンガリー人にとっては武器にもなる
小さな木の削りくずは、風に飛ばして欲しい
落ちる所へ、我々の噂を届けるように

一つの汚れなき蕾から、新たな命が育って欲しい
国家を絶やすことは何があっても許してはならない
最後に、最も美しい部分からは揺り篭を作って欲しい
全てのハンガリーの子供たちが、より良き未来を夢見られるように

(2番と3番の間の間奏の所で、鬼束ちひろさんの「月光」のメロディが合いそうだと思って、自分はそういう風に演奏しているし、今回のライブでもそこは日本語で歌った/笑)


「トランシルヴァニアは自由」
https://www.youtube.com/watch?v=qo4mWzUxuIo

<サビ>
他の誰の祖国にもならない、
トランシルヴァニアはいつまでもトランシルヴァニアだ!
侵略軍が争うとも、
トランシルヴァニアは自由、いつまでも自由だ!

涼しき水のレーカ川、石の間を遠くへ進む
その流域で百もの世代が、先祖の信念を飲み込んでいた

<サビ>
天の海で、左から月、右から太陽が共に進む所、
誇り高き神鳥の広げられた翼の下で、
トランシルヴァニアの砦が建っている
トランシルヴァニアは自由、いつまでも自由だ!

歴史を刻んできた。谷と山頂の歴史を。
そして、警報の鐘が鳴らされたとき、
手には剣や鎌を握った

<サビ>
他の誰の祖国にもならない~



「本当の愛」
https://www.youtube.com/watch?v=hMNSCHlOlgk

(台詞)
「力と権力が奪ったものは、時と幸運が取り戻せる。だが、民が苦しみを恐れる余り自ら諦めたものを取り戻すことは常に困難且つ疑わしい」

何故なら祖国を本当に愛する者は、
その祭壇で美しき命を捧げるから
赤・白・緑の布で顔を覆われるが、
神の助けがある限り、100人がその遺志を継ぐ

トランシルヴァニアが鎖で囚われているのが痛む者は
その重い溜息が心まで届く
鳴り響く鐘の音が聞こえ、
哀れなザカルパッチャ(※3)を見捨てはしない

助けの手を民に差し伸べるでしょう
千もの傷に苦しむ、タトラのある北部(※4)に
そして戦いの笛を西の風が吹いたなら
守護地方(※5)の十字架を強靭な肩に背負う

奴隷階級に落とされたマジャール人が見える
バナト(※6)やバーチカの、プラウの刃先で泣いているのを
若い額に時がしわを耕すが
目には自由の炎が輝いている

何故なら祖国を本当に愛する者は、
その祭壇で美しき命を捧げるから
赤・白・緑の布で顔を覆われるが、
神の助けがある限り、私がその遺志を継ぐ

※3:ハンガリー北東、現ウクライナ領
※4:要するに現在のスロバキア
※5:現オーストリア領ブルゲンラント州
※6:現セルビア領、ハンガリー南部

…冒頭の台詞が最も心に突き刺さる。正にその通りなんだけど、同時に言えば、「苦しみを恐れる余り自ら諦めたものを幸運にも上からの恵みで取り戻された場合、諦めていた連中はそれを決して守り切れない」ということ。
言い換えれば、もし今、国際会議などで話のわかる良心的な判決によりハンガリーの奪われた領土が戻ったら、国民はそれに値するか、という問題。もしそういうことが起こったら、ルーマニアやスロバキア等の周囲の国々は益々痛烈に否定してくるのは言うまでもないけど、そうした連中に対抗するべく結束できるのかどうか、ということ。今の国民では、多くが、”仲良くしたいから”などと言い、そうした「アンチハンガリー」な連中に媚を売って、取り戻されたハンガリー領を守ろうとする自国民を”過激”呼ばわりして切り離してしまうような「売国奴」も続出してしまうだろう、ということ;

まぁ、毎度繋げているDQ8の話なんだけど、実際に主ゼシが公式化された件、自称”主ゼシ推し”の中で、3DS版発売前・発売後に限らず選択制を否定していた連中に媚びて嫁選択制導入を諦め、選択制wお主張する私を”過激”呼ばわりするような、人間としてあり得ない発想を持った裏切り者もいて心底気持ち悪いということ。。。
「他のCPも受け入れる」のと「嫁選択制要らないと言う連中に媚を売って自らのCPの同志を否定する」のは根本的に違う。後者はそれこそ、「売国奴」に等しい「売カプ奴」だ。
平たく言うと例のweb合同誌企画のあの一味のこと;

・というかこの際はっきり言うけど、私のことを「自国の暗い歴史のせいで二次元CPについてもそうした被害妄想を浮かべている」と思う人もいるだろうが、実際にはその逆。最も愛する二次元CPは「恋愛」という人間の基本的な感情から来るものとして、祖国よりも大事だとさえ思っている。

だから、「強制CPのあのEDがハンガリーの領土を奪ったトリアノン条約みたい」と捉えているのではなく、「トリアノン条約が、(”戦争が終わってハッピーエンド”と祝われる中、一部にとってはこの上なく不正な扱いで地獄である故に)あのEDみたい」と後々実感したのが真相。

だから、ハンガリーが一次大戦後に領土を奪われて受けた被害に関して詳しく調べるようになったのは、あのEDで私自身がそうした不正な扱いで「愛」と「正義感」という、生きていく上で最も重要で欠かせないと思っているものを同時に否定されたことで痛感したのがきっかけ。

元々私はレノンの「イマジン」の「国の無い一つになった世界で貧富の差無く暮らす」という部分を真に受けていたし、寧ろ今もそうだけど、ハンガリーで右派になったのはあのEDで受けた傷のせいとも言える。

小学生の頃行き成りハンガリーから日本に連れてこられたわけだから、真の故郷は二次元、と冗談抜きで言えるし、全てがそこを軸に動いている。だから日本だけでなく母国でも文化のギャップは永遠に残る。

…と、まあ、重い話になってしまったので次の曲紹介に行きたいんだけど…


DQ7ホンダラのキャラソン、基、「村のひねくれ者」
https://www.youtube.com/watch?v=GMbS8Dc4ok8
(今回の歌詞はDQ7との繋がりを()内に書くw)

俺の村は有名な村、良い人が多く住んでいる
(↑主人公一行は無論、ボルカノさんとかマーレさんとかアミットさんとか)
中央は泥に覆われた道、どこまでも続く
ただ一人の家だけ、雑草に覆われている
(↑ここでホンダラの散らかった部屋を表示)
ここに村の捻くれ者が住んでいる、なんと哀れな奴よ

周辺の大地に、幾つも井戸が建つ
(↑井戸魔神系w)
悪質な噂から真実を求めるな
悪い方向に考える方が悪い、地獄へ落ちろ
俺は村の捻くれ者、後悔してたまるか

教会の隣に酒場が建つ、扉は開きっぱなし
ここで村の捻くれ者は、息が続く限りどんちゃん騒ぎをする
(↑PS版のグランエスタードは教会の傍にホンダラが通う酒場があるんだよねw)
「悪魔だって、俺を避けるさ」陽気にそう歌っている
(↑魔空間の神殿クリア後、ホンダラは「こんなに空気が気持ち良いのは俺が夢で魔王を倒したからだ」と言っているねw)
そしてバーテンは毎晩、手押し車で彼を連れて帰る

ソロモンより賢くなった、幾つか学んだよ
(↑賢さランキングでホンダラを1位にw)
馬鹿を演じているだけということを周りは知らない方が賢明
通りを歩けば皆が騒ぎ出す
「村の捻くれ者が来るぞ、神よお助けを!」
(↑城下町でホンダラの悪い噂をする人々とかw)

曲がるほど年老いたイチゴの木、枝が地面に着く
俺を埋葬しようとした奴もいるけど、そんなの無駄
イタリック文字で書かれた十字架だってできたよ
「ここに村の捻くれ者が眠る、安らかに」と
(↑この最後は、7というより5のレヌール城で「ホンダラの墓」とか作れるw)



「南部の風」
https://www.youtube.com/watch?v=Wj7MTE5n3Ro

台詞「セレーム地方、バナト地方、バーチカ地方。ティサ川流域の最も美しい所。
国の貯蔵庫、ハンガリー人たちの故郷」

穏やかな小麦畑を南部の風が揺らす
小鳥が一羽、泣いている。巣は血だらけ
足を折られ追い回され馬鹿にされた
だがそれでも歌い続ける、それが唯一残された武器

無数の野の花が丘を覆う
そのリースが古い墓地を囲む
屈辱を受けた墓の間をハンガリー人の少年が彷徨う
父親の墓の前に跪き復習を誓う

千年もの昔から孤独に建つ、アラチの教会
屋根は星空の夏の雨の扉
夜明けの太陽の祭壇に霧のヴェールをかけ
新たに鐘が鳴った頃、南部は再び自由になる


・後で数えてみたら合計26曲だった。毎度中々ボリュームたっぷりなんだが、それでも終わって欲しくない気分、というのがやはりすごいwあの歩き回って疲れた状態だったのにw
↑翌日、左の踵にとてつもなくでかい血豆ができていた;
ヴォーカルの声が低いから私は基本1オクターヴ高く熱唱しているが、ライブ終わった頃には良い意味で歌いきった気分で気持ち良い♪
というか、KARPATIAはベース・ヴォーカルだけど、ベーシストと低い声って関係性あるのかな、と思える。他にも結構、声の低いベーシストがいるので。
途中、モンティ・チャールダーシュをギターソロでやるのはお約束だが、今回はベース・ソロでもそれをやったというwベースでやるのは更に難しいだろ;俺も一応エレキギターならなんとか近いものを弾けるようになったが、アコギだとキツイし;
2016.03.24 Thu l 日記 l Comments (0) Trackbacks (0) l top

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