ロミオとジュリエット?手握りあった男女の骸骨
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20130501-OYT1T00442.htm

・仕事・同人誌の原稿共に予定よりだいぶ遅れているのでここの所日記を書く暇が殆ど無かったが、
リクエストがあったので書かせて頂きます。

・現在”クルージナポカ”と呼ばれている、旧ハンガリー王国コロジュヴァールの町にて、こうした素晴らしい純愛を証拠づける遺体が出たのは、このリクエスト下さったマイミクさんが気になっている民族問題以前に感動するものがあるね*^^*
根拠のない歴史捏造に基づいてハンガリーを非難するルーマニア人でも、主ゼシ派ならば許す、と以前発言したけど、その言葉に偽りはないw(←多分ルーマニアにはハンガリー同様、DQ8は発売されていないと思われるが;)。こうした駆け落ち、悲劇のヒロイン、許されなかったカップルは毎度主ゼシを連想させるんだが、同じ墓で手を繋いで、というのは本当に素晴らしいものだ*^^*
ロミオとジュリエットもそうだけど、トリスタンとイゾルデの場合は、恋敵の王の妬みによって別々の墓に埋められたものの、それぞれから生えた木が絡まって永遠の愛の象徴になった、という結末なんだよね。

それで、1450~1550年推定となると、コロジュヴァール生まれの国王でハンガリー史上稀な名君、マーチャーシュ1世は、その時期に該当する1490年に亡くなっている。マーチャーシュ王に関しては様々な伝説が語られており、各国の名君において定番の「庶民の格好をして国中を歩き、国民の問題を探り、好き勝手にやっている地方の大名らに苦しめられた国民を助けた」(←根拠として、実際にマーチャーシュ1世はそれまでに比べて中央集権を厳しく堅めたことで各地方の貴族らのやりたい放題も限られたわけだが)という他に、「庶民の娘と恋に落ち、隠れて交際していた」という話も複数語られている。
最も有名なのは、やはりあの頃の伝説に基づき、19世紀詩人の大御所ヴェレシュマルティ・ミハーイによって書かれた「美しきイロンカ」という悲劇。
それによれば、マーチャーシュ王が森へ狩りに行っている最中、そこの小屋に住む退役軍人の娘イロンカと出逢い、お互い恋に落ちる。しかし、イロンカは相手が国王だと知らず、狩人の男性として愛し、正体がわかった時にはショックで死んでしまい、彼女を迎えに来たマーチャーシュが彼女の遺体を・・・その後、「二人揃って祖国の土に眠る」という文で終わる。

↑実際、マーチャーシュ王の死に関しては、「毒殺」というのが最も信じられているが、真相は定かではなく、↑の伝説ではそうやって、それこそロミオとジュリエットと似た形で亡くなった、と、はっきり言わずとも思わせている。
しかしながら、一般論としては、マーチャーシュ王は、最も多くの王が眠る、セーケシュフェヘルヴァールの「王家の墓」(>はぐれメタルは出てきませんw/何)に埋葬されたことになっており、今回見つかった二人が彼らである可能性は薄い・・・;

・で、もう一つ、この町に纏わるカップルに関して今思い出せるものとしては、日記タイトルに付けた「美しき町コロジュヴァール」という、カールマンのオペレッタ「マリツァ伯爵嬢」に出てくる歌w
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=qRhJWBRv2Rc

これは冗談じゃない、快感だ
あのキューピッドとかいう奴が
もう来ていて獲物を待っている
正直言って混乱している
心臓はあちこちに飛び出しそう

これを解く鍵は何でしょう
やはり変じゃありませんこと
これほどの勢いで愛するとは
とても素敵だけれど、信じ難いですわ
お言葉を疑って受け止めなければなりません

勇敢な者は扉を突き破って入って行き
勝利を求める、さあ、聞いて下され

<サビ>
美しき町コロジュヴァール
僕はサモシュ川の辺に住んでいる
おいで、ためらう必要はないでしょう
我が天使よ、来ておくれ
僕の運命、幸運となって、
かわいい花嫁となっておくれ
黄金色に輝くサモシュ川の辺で
愛の巣が待っている
愛しい希望に、雪山
山頂には緑の松の森が待っている
美しき町コロジュヴァール
僕はサモシュ川の辺に住み
そこでは全てが赤、白、緑に染まっている

貴方は素晴らしい求愛者、情熱に溢れ、
甘い褒め言葉を歌って下さる

聴いておくれ、そうすれば、
僕の心の鼓動がどれほど激しいのかがわかる

でも私に言わせれば、
ここで立ち止まって
残りは控えた方が宜しいかと
でなければ、私はするべきではない約束を
してしまい兼ねませんし
それは良いことを生みませんわ

ああ、どうか僕を信じて、
そうすればこのメロディの中で
空は青くなる

<サビ>
美しき町コロジュヴァール~


↑ぶっちゃけていうと、作品内の設定としては、この男性側は、ヒロインに恋する別の男から引き立て役として送り込まれた偽の求婚者、ということになっていますが、この2人ももまた、ニュース記事のカップルとは程遠いんだけど・・・w

因みにこの歌劇が発表されたのはカールマンがウィーンで活躍している頃で、当時のオーストリア・ハンガリー帝国の影響もあって初回版の歌詞はドイツ語で書かれ、コロジュヴァールの所は全く別のものになっているっぽいが、ハンガリーのジプシー音楽とも縁が深いヴァイオリニストのマイミクさんは以前、ハンガリー語の歌詞に基づいた日本語詞の一部をネットに上げたのを何年か前に拝見しました♪

サビの最後の「全てが赤、白、緑に染まっている」というのがやはり領土問題の関係で騒ぎを起こすけどw、

・それで、私同様に「トランシルヴァニア=ハンガリー」を主張する、何度も曲をアップしたバンド「カルパティア」のナンバーの中にも、今回の「悲劇のカップル」を歌ったのはある。舞台となっているのはトランシルヴァニアではなくハンガリー南西部だからやはり今回のカップルとは別だが・・・;DQだと、3のカルロスとサブリナを髣髴させる歌詞w

<バラード>
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=d2D5lag0HVU

二羽の鳥が空を舞う
一方は昼、もう一方は夜に
ツバメの娘は白昼
ハヤブサの青年は闇夜の中で

呪われた二羽の鳥
お互いを一瞬の間しか見られない
月と太陽が入れ替わるとき
彼、そして彼女は姿が変わる

ツバメは風を舞い
足には黄金のリングが輝く
欲張りなカラスたちが襲い
美しいリングを奪っていく

羽ばたく翼が空を裂き
愛する者の後を追う
羽を一つ一つ落として
相手に道を示す

青年が跡を追っていき
ラーバ川の水の中で見つける
振るえる体を取り出し
白い衣にくるめる

太陽が濡れた羽を乾かし
心が選んだ者を見詰める
天と地に誓う
例え死の中へもついていく、と

蔦と野薔薇が
ゆっくりと両者の身体に絡みついていく
それでも愛は死なず、
汚れなき心は羽ばたいた

エセークの鐘の音は
以来ずっとこれを奏でる
二羽の鳥がお互い結ばれた
もう誰の呪いも効かないのだ



↑ツバメの娘とそれに絡んでくるジコチューなカラスたち(何)から六花と幸せの王子なマナを連想した人がいるなら、それもそれで良いかもw(何)

2013.05.02 Thu l 日記 l Comments (0) Trackbacks (0) l top

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